現在の予約可能枠は 10/10, 11, 18, 19, 24, 25, 27-29 (西部)10/4, 5, 18, 19, 25, 27, 28 (是澤)です。
管楽器調律TOKYO
長年修理不能とされてきた様々な症状を改善します。

楽器の形が同じなのに音が違う

管楽器調律という技術は西部の師匠である和田守弘氏が「落として凹んでしまったホルンマウスピースを修理しても音が元に戻らない」という現象を火を用いて修正したことを発端に、様々な楽器への応用と幅広い調整範囲、安全な施工方法を和田氏と西部が共同研究した技術です。

全く同じ設計で同じ形状をしていても、管楽器は個体差が大きいことで知られています。
金属、樹脂、木材などの様々なパーツが複雑に影響し合うことで楽器の音色が決まっていますが、製造時の誤差や組立時の誤差で鳴りにくい音域や音程が設計通りに鳴らない楽器などが存在します。

それらのパーツごとの固有の振動特性を楽器の設計の面からバランスを取ることで、適切な抵抗感や吹奏感へと調整することができます。

管楽器調律師の耳

楽器は一本一本違う個性を持っており、製造年や製造国、メーカー、モデル、事故歴の有無、メッキ仕上げ…等、同じ楽器の中でも楽器の状態は一本一本違います。

これらを適切に見極めずに全ての楽器に同じ処理をしてしまうと、良くなる場合と悪くなる場合が出てきてしまいます。そのため、管楽器調律TOKYOでは演奏家の豊富な知識と経験でその楽器に適切なバランスやお客様一人一人に合った調整を行っています。変化の方向は一定ではなく、楽器によって最適な方向が異なるのが特徴です。

音を聴くことで楽器のどの部分に違和感の原因や改善ポイントがあるかを判断しますので、試奏に自信がなくても問題ないです。

具体的な効果

鳴りムラの改善

木管楽器と金管楽器に共通して、管楽器の特性上鳴りにくい音域というものが存在します。これらを根本的に解決し、全音域にわたって快適な吹奏感へと調整します。
また、特定の音が外れやすい現象も改善します。

②音程の改善

キーバランス調整も問題なく、タンポのふさがりも問題ない木管楽器や抜差管の調整も問題なく、凹みも無い金管楽器でも特定の音程が悪いという現象は管楽器においてよく発生します。今までは管を切ったり、演奏技術でカバーするしか有りませんでしたが、適切なリペアと管楽器調律で改善可能です。

③反応、発音の改善

反応の悪い楽器は発音するときに毎回余計な気を使う必要があり、自由に音楽を演奏する妨げになります。反応が速くなることで、演奏表現の幅が広がります。

④響きの質、鳴りの再生

購入後10年以上経った楽器や逆に新品でも音が固くて鳴らない楽器、音が薄い楽器の響きの質や鳴りを根本的に改善します。木製の楽器でも問題有りません。

ご依頼の流れ

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Web予約

 予約はこちら

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ご来店

アクセス: ムートンストア(東京都豊島区目白3丁目17−23 AVIWSビル 3F)

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現状の診断

 ご依頼の楽器をご試奏頂きながら、現状の楽器についてヒアリングします。改善したいポイントや悩みがあればここでお伺いします。

STEP
準備

オイルグリス類を除去し、作業に必要な分解や洗浄を行います。

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調律の作業
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微調整

仕上がった楽器を試奏していただきながら、微調整を行います

Q&A

自分で炙ってみたいのですが、できますか?

危険なのでおやめください。楽器とは本当に繊細なバランスで成り立っており、少しの変化で名器が全く使えない楽器になることもあります。特に木管楽器の調律はタンポやコルクなどの可燃性のパーツが焦げてしまうなど、未経験の方が真似されますと非常に危険です。また、条件を間違えると銅は元の硬度に戻すことは出来ませんので、ご注意ください。また、無知識な状態でただ楽器や金属を「炙る・焼く」だけでは正しい効果は出ません。仮になにか変わったとしてもそれがどう変わっているか判断する”耳”を持ち合わせていないと仕上げることは困難です。
管楽器調律研究所が35年かけて蓄積した研究データによってバランスを作っておりますので、ご自身の大切な楽器のためにも、調律師にお任せください。

ラッカーやタンポなど、楽器は焦げないのか

ラッカー仕上げは近代に製造された楽器では極稀な例を除いて問題ありません。
オーバーホールにてラッカーをかけ直した場合や、経年劣化により既にラッカーの状態が悪い場合は変色する可能性がございます。その場合でもハンダ付け修理の際にラッカーが焦げるリスクより低い程度です。
木管楽器のタンポに関しては、人肌でも熱くないほど高速で火を当てていますので、接着剤の耐久温度やタンポが焦げるということはありません。

表面を炙っただけでなにか変化するのですか…?

各メーカーさんで楽器が作られた時点で金属にしても木材にしても研究と試作を重ねて製造しており、その根本を変える必要は全くないと考えております。大幅に材質の性質が変わってしまうほどの変化というのは必要ではなく、必要なことはそれぞれの個性や音響特性を最大限に引き出すことです。そのためにはもちろん楽器が良い状態(タンポ外れていたり、ピストンが動かない状態では効果が出ません)で、腕の良い調整が大切です。抜差管の芯金とハンドハンマリングを使った調整やハンダ付けのやり直し、バリ取りなど、腕の良いリペアマンの方であればこういった精度の高い調整が可能です。
そしてその先に、楽器の音響効率を最大化すべく導き出された方法を総合して管楽器調律を行っております。
人間の耳は機械では数値的に計測することが難しい絶妙な変化を聴き分けることができます。柔軟な思考でありとあらゆる手段を試し、その絶妙な変化を聴き分け、どうしたら音がどう変化するのかということを日々探求し続け、蓄積しております。例えばボトムキャップにも適切な順番があり、抜き差し管にも方向が決まっています。それらの知識と経験を総合的に使って調律を行っております。

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