管楽器調律というサービスを通して実現したいこと
こんちには。管楽器調律TOKYOの西部圭亮です。
新店舗がいよいよオープンするということで、この仕事について少しご説明いたします。
管楽器調律は簡単に表現すると楽器の調子を整える技術です。
2020年にこの仕事を始めて以来、管楽器を演奏される皆様が「より楽しく、快適に演奏できるにはどうすれば良いか」を常に考え続けてきました。
楽器の状態は、些細な違いでも積み重なれば大きな差となり、その差が演奏時の快適さや楽しさに直結します。
実際、プロ奏者のみならず、アマチュア奏者や学生の方々でも、「楽器の不調が原因なのに、自分の技術不足だと誤解してしまい、思うように楽しめない」というケースを数多く見てきました。
基本的に、安定した奏法があれば、どの楽器でも一定のコントロールは可能です。世界的な巨匠が演奏すれば、入門モデルでも巨匠の音がしますので、「楽器は何でもいい」という意見もありますが、それは頭の中に出したい音の明確なイメージがあり、日頃から自分に合った吹きやすい楽器で練習できているからこそ、奏法が安定しているのであり、わざわざ吹きにくい楽器を選ぶことはありません。
近年は出張調律で地方へ伺うことも増えましたが、そこで「この楽器さえ整えば、この人はもっと伸びるのに…」と感じることが少なくありません。また、「長年愛用してきた楽器が経年劣化で吹きにくくなった」「事故で楽器の調子が悪くなった」といった相談も多くあります。これまでは“音”や“鳴り”そのものを改善する技術が存在しなかったため、「物理的にはまだ使える楽器」を泣く泣く買い替えざるを得なかった方が多かったのも事実です。
管楽器調律は、こうした課題の有効な解決策となります。調律によって楽器の寿命を延ばし、買い替えにかかる費用をコンサートやレッスンに充てられる。結果として演奏がより楽しくなり、上達の好循環も生まれると考えています。
これからも「チューバサダーズ」としての演奏活動はもちろん、調律事業でも日本、そして世界の音楽文化の発展に貢献できるよう努めてまいります。
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